ドイツで8年ぶりに再会した話
「来月、10日間程ドイツに行く予定だから、もしタイミングが合えば会えないかな」
大学時代の友達から連絡が来たのが、2022年の11月末。その一週間後に、彼女が3泊4日で今住んでいるドレスデンに遊びに来てくれました。お土産に、私がリクエストした本(ある男、母性、革命前夜、コスメキッチンのムック本)と茅乃舎のお出汁と美味しい海苔をたくさん抱えて。(これを書いている日も、柚子のお鍋に海苔を入れて、満喫してました。)
連絡を取ったのは、実に8年ぶり。大学卒業後に、どこで何をしてるのか、お互い全く分からない状態で会って。でも、まるで映画やドラマを早送りするかの如く、高速で今までのことを話しているうちに、そんなブランクなんてあっという間に消えていった。そして、共通の趣味であるバレエについてずっと話していた。文字通り、ずっと。BGMは、もちろんバレエの曲。
現在、日系の航空会社のCAとして働いている彼女。ドイツの旅の前に、旅程についてやりとりしてたら、「明日から、ヒューストン行ってくるね」と言われて、私が驚いている間にアメリカで撮った写真が届いて、瞬く間に日本に帰ってきて、CAって普段こういうスケジュール感覚で動いてるんだと知った。企業の営業担当者が、ちょっと隣町に出張に行ってくるね、くらいの感覚で、長距離フライトに行って、帰ってくる。
ライプチヒでは、お友だちの家に私たち2人が泊まらせてもらって、そこで更に元同僚も遊びに来て、皆で交流ができたのも嬉しかった。ザクセン州の思い出が、ドレスデンやライプチヒの美しいクリスマスマーケットや教会だけではなく、「あの時、こんな人と楽しく笑ったなあ」となるようなものだったら、なおさら記憶に残るもの。彼女がオランダから持ってきてくれた、トリュフ入りのチーズを皆でつまみながら、知られざるCA生活についてインタビューしたのも良い思い出。
空港に見送りに行った帰りに、彼女と初めて知り合ったのはドイツ語の授業で、「わあ、お肌がきれいな美人さん」って思ったことを、ふと思い出した。それはまだ、私が10代だったころの記憶だ。ドイツ語の過去形すら十分に言えなかった当時の私に、いつか彼女とバレエの話をしながらドイツで旅をするよ、って未来の私が伝えたら、きっと驚くはず。

